コンテンツ化する10代の食~「食と未来」を考える
はじめまして。
電通食ラボ連載第2回担当の春原千恵です。
今回は、「若者の食」、特に「10代の食」にフォーカスを当てます。
これから5年後10年後、社会の一員となり、家族を形成し、食の重要な担い手となる若者たち。その食に関する価値観や行動にはどのような特徴があって、どのような社会的背景が隠れているのかを知ることで、日本の食の抱える課題や、食の未来までも見えてくるかもしれない。そんな企画です。
電通では生活者が思い描く食の近未来を明らかにするため、「近未来マインド調査」※を実施しました。
この調査は、食にまつわる40の項目を提示し、3~4年後の食生活を想像した場合に、各項目について「増えそう/減りそう」「増やしたい/減らしたい」かを聞いたものです。その結果を点数化、各項目の平均値をマップ化して、「近未来予測マップ」を作成しました。
(15~19歳男女)
近未来予測マップのうち、左上・右下は、それぞれ「減らしたいけど増えそう」「増やしたいけど減りそう」な項目がプロットされるゾーン。ここは理想と現実のギャップが存在しており、何らかのソリューションが必要な「ソリューションゾーン」です。
この10代の近未来予測マップからは、「ちゃんとした食事を」「みんなと一緒に」食べたい、という10代の食への思いが明らかになりました。彼ら彼
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