一時的に会社の資金が不足することが分かっている場合に、経営者が自分の貯金で資金を補うことは可能なのでしょうか。基本的に、経営活動と個人のお金は分けて考えるべきです。しかし、少しの間を乗り切れば、その後は資金に困ることもなくスムーズに動くことが分かっているとき、経営者はどうするのがベストなのでしょうか。
経営活動と個人の支出は分けていますか?
独立して、個人で事業活動をしていると、事業の支出と個人での支出があいまいになることがあります。自宅で事業を行っている人は、事務所家賃や光熱費などの経費の按分は悩みどころでしょう。しかし、事業スタート時から、経営活動の経費と個人の支出はしっかりと分けてクリーンな状態にしておきましょう。
事業が軌道に乗り、人を雇うようになると、経営活動と個人の支出は自然と分けやすくなってきます。
では逆に、経営活動で必要な資金が不足するような事態になったときですが、経営者の貯金から一時的に資金を立て替えるということもよく行われています。ただし、経営活動の経費と個人の支出がないまぜにならないように、帳簿上ではっきりと分かるようにしておく必要があります。
個人の貯金を経営活動に回すときの経理処理
会社は“法人”という人格を持っていますので、たとえ社長1人の会社でも、会社と社長との間で金銭の貸し借りが生じたときは、きちんと帳簿に記載する必要があります。
会社が資金不足の
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