一般的に、CESでもどこでも、ある会社が製品に「AI搭載」と謳(うた)うときは、一種の大言壮語だと思ったほうが良い。そして、今朝行われた、あまりぱっとしなかったLGのプレスカンファレンスでも、確かに大言壮語は行われていた。LGは、AIをこれまでになくスマートなやり方で適用することを発表したのだ。すなわちコンピュータービジョンを用いたインテリジェントな映像の改善である。
誇大広告に騙されやがってと非難される前に言わせて貰うなら、この機能は全く不要な代物で、多くの場合、よろしくないアイデアだ。高品質で正確に較正されたディスプレイパネルは、それだけで素晴らしい画像を見せてくれる。これに対してモーション補間やインテリジェントな細部の改善を加えてもおそらくそれを悪化させるだけのものだからだ。しかし、私はそれはクールなアイデアだと思った。
基本的な課題は以下のものだ:画面上の画像を眺めたとき、それを良く見せるためには様々なことを行わなければならない。例えば、色ムラは目立たないようにスムースにすることができるが、もしその操作がスクリーン全体に適用されてしまうと、重要な詳細が不明瞭になってしまうかもしれない。なので、スムースにするのはスクリーンの一部だけにしたくなるだろう。一方高コントラストの部分は、更に鮮明化したくなるかもしれない。
これは多くの手段によって達成することができるが、その1つの手段
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