クラウド型不正アクセス検知サービスの「FraudAlert(フロードアラート)」を提供するカウリスは1月9日、Sony Innovation Fund、電通国際情報サービス、セブン銀行、コンサル会社のリヴァンプを引受先とする第三者割当増資を実施したと発表した。調達金額は1億6000万円だ。
FraudAlertは、他人のID・パスワードを不正に利用してサービスへのログインを行う「なりすまし攻撃」を検知するためのサービス。アクセスに使われた端末、IPアドレスなど、約50のパラメーターをもとにアクセス者がユーザー本人であるかどうかを判断するという。
同サービスは現在、主に金融機関など合計10社に導入されている(実証実験を含む)。セキュリティ対策に予算をもつ大企業を中心に導入が進んでいるようだ。
また、カウリスは今回のラウンドに参加したセブン銀行との業務提携も進める。カウリスの広報担当者によれば、セブン銀行はキャッシュカード不要で入出金や送金ができるスマートフォンアプリの開発を進めている。そこで重要となるセキュリティ対策としてカウリスの不正検知技術を利用していく予定だ。
カウリスは2015年の創業。2017年4月には数千万円規模の資金調達も実施している。
Source: TEC
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