[youtube https://www.youtube.com/watch?v=x8UQ43XueFE&w=560&h=315]
「朝まで生テレビ」で漫才師が「日本は非武装中立でいい」といって批判を浴びましたが、これはそれほどナンセンスな話ではありません。社会党は1990年ごろまでそういう政策を掲げており、これは「憲法を守る」という立場から考えると、まちがっていません。1946年6月に憲法を制定する議会で、吉田茂首相は次のように答弁しました。
自衛権による戦争、また侵略による交戦権、この二つにわける区別そのことが有害無益なりと私はいったつもりでおります。今日までの戦争の多くは自衛権の名によって始められたことが過去における事実であります。
すべての戦争は自衛戦争です。太平洋戦争も「自存自衛」のために始められたので、自衛戦争を認めるとすべての戦争を認める結果になります。だから日本が戦争を起こすことを防ぐには、自衛戦争か侵略戦争かを区別しないで、すべての戦争を禁止する必要がある、という吉田の答弁は筋が通っています。
問題は、他国が日本を攻撃したときどうするかです。憲法が制定されたころは占領軍(米軍)が日本に駐留していたのでよかったのですが、日本が独立して米軍が撤退したらどうするんでしょうか。これについて論理的には、次の4つの考え方がありました。
1.日本は憲法を改正し
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非武装中立って何?
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