AWSにとって、今年はあらゆる意味で成功した年だった。同社は、大きなマーケットシェアを握る既存勢力には通常見られないような、エネルギーと新しい分野むけの投資によって、まるでスタートアップのような姿勢を継続している。
その1年の出来はどの位のものだっただろうか?Synergy Researchの調査よれば、これまでのところ同社は、35%のマーケットシェアを握るカテゴリリーダーであり続けている。Microsoftのシェアは11%で、2番手につけている。しかし、AWSの成長率は四半期ごとに40%を超えているのだ。巨大なマーケットシェアを占めたときに、そのような大きな成長率を維持することがどんなに難しいかを考えれば、この数字は驚異的なものだ。
「2017年は市場全体で40%の成長が見込まれていますが、AWSのような規模のビジネスが、一貫して収益を40%以上伸ばしているのを見るのは少々驚きです」と語るのは、Synergy Research Groupの主任アナリスト・リサーチディレクター、John Dinsdaleである。
2017年度に報告された3つの四半期の同社の業績は、第1四半期の36億ドルから第2四半期には41億ドルに増加し、第3四半期には45億ドルとなった。これで14四半期連続で成長を続けて来ている。16四半期連続になる可能性もあったのだが、2014年の第1ならびに第2四半期にやや
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