日本経済の実態を超コンパクトに凝縮した一冊
一番わかりやすい日本経済入門 [単行本]
塚崎公義
河出書房新社
2017-12-21
一番わかりやすい日本経済入門」(塚崎公義著 河出書房新社)を手に取り、目次を見て腰を抜かすほど驚きました。
第1章が「戦後日本経済史」では、1 戦後日本経済史の概観、3 高度経済成長期、4 バブルの時代、3 アベノミクス等々と、戦後の日本経済を余すことなく概観しています。
第2章が「暮らしの中の経済」では、1 日本の人口構造、4、女性の活躍、6年金の制度、7人生にかかるお金と、昨今はやりのお金に関する内容の多くが盛り込まれています。
第3章「企業・産業・金融の動き」では、2 日本的経営、3 日本の食糧事情、4 日本のエネルギー事情、7 日本の国際収支と、企業を取り巻く経済状況が概観されています。
第4章「契機と物価、財政金融政策」では、1 日本の財政、4 景気変動のメカニズム、5 財政金融政策の手段と効果など、経済金融政策の手段と効果について書かれています。
これが税抜き820円の新書版で、ページ数も261ページ。しかも、索引まで付いています(索引があるのは極めて重要です)。個人的には「あり得ないでしょう!」という感覚に襲われました。
以前だと、「ゼミナール日本経済入門」のような文字数の多い書籍でしか実現しえなかった内容が、本書では簡潔明瞭に凝縮されています。
もちろん、深堀された解説は物
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