2017年の株価は、年初から年末にかけて２割近く上昇。さらに仮想通貨のビットコインは10倍以上に急騰するというオマケまで付いた。チャートだけをみれば金融が好調だった一年といえる。ゼロ金利により行き場を無くしたマネーは、投資市場に向かうしかなく、気がつけば2017年12月の日経平均株価は、26年ぶりに2万3,000円台に乗せてきた。
しかし、その恩恵を受けている人は、意外と少ないのが実態だろう。年間を通して日本株を購入し続けてきたのは、日本銀行によるETFの買い付けであり、1月～11月までで 5兆3,000億円を超す資金を投じている。一方、個人の投資家は、“買い”よりも“売り”が多い「売り越し」の状況が続いている。日本の個人投資家は“空売り”が好きなデイトレーダーが主体だ。
Source: 起業３
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