寺の経営を維持していくには、年間1,000万円前後の収入が必要で、そのためには 300件以上の檀家を持つ必要がある。しかし、実家を離れて都会に暮らす子供世帯が増えると、親が亡くなった後は遺骨を引き取り、都会の霊園に納骨するケースが増える。それにより、檀家の数は減少の一途を辿り、これから再び増えていく見通しは無いという。
また、檀家の中でも葬式や法要を簡略化したいという希望が増えたことで、僧侶の出勤機会も減少している。こうした状況で、目減りした収入を補っていくには本職以外の副業を手掛けるか、新たな寺院としてのビジネスモデルを開拓していくしかない。全国には7万7,000件の寺院(仏教系)と、約33万人の僧侶がいるが、これから進むのは、寺の統廃合や僧侶のフリーランス化である。
Source: 起業3
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