「試練は益となる」を心の支えに
クリスマスの華やかな季節は、人々の気分を高揚させます。しかし、賑やかな街の中にも、悩みを抱えたり苦しみに格闘している人たちが実はたくさんいるのです。一見幸せそうに見える人にも、それぞれの人に悩みがあり、まわりからは伺い知れないような絶望や深い闇があったりするのです。
以前このブログに書いたように、人生における試練に直面した時、「自分は今試されている」「今まで何とかなってきた」と言い聞かせるようにしています。
そして、もう一つの心の支えとして「試練は益となる」という言葉を、心に止めるようにしています。
試練を経てきた人の方が、順風満帆な人生を送ってきた人よりも、多くの経験を積み、人の心の痛みを理解でき、世の中を広く深く見ることができるようになります。
日本経済新聞の名物企画「私の履歴書」を読んでいると、苦労しながら深みのある人生を送ってきた人と、順調な人生ながら何とも浅い人生を送ってきた人がいることに気が付きます。前者の文章にはグイグイ引き込まれますが、後者の時は途中から読むのを止めてしまいます。
例えば、現在連載しているのは元プロ野球選手の江夏豊さん。プロ野球でもトレードでエリート街道を歩んだわけではありませんし、自ら招いた不祥事で大きな試練にさらされた苦労人ですが、それだけにその生き様に魅了されます。
以前のニトリの創業者である似鳥昭雄氏の連載も、壮絶な幼少時代の記述が印象的で
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