起業する際には融資などで資金を集めるのが一般的ですが、返済不要の資金として補助金・助成金があります。事業拡大の際など、経営者にとって資金繰りが必要となる場面は多くありますが、中小企業や個人事業主では株式発行などの手立てを講じられないこともあります。必要な資金調達を行うためのノウハウを知っておけば、スムーズな開業が可能となりますので、今回は補助金・助成金についてご紹介していきます。
補助金と助成金の違い
補助金も助成金も基本的には“返済不要なお金”です。事業を行う人は、開業時や事業拡大、設備投資などのさまざまな事業資金集めをしなくてはいけないことが多く、自己資金や融資を利用します。しかし、融資は返済が必要となり、会社の財務状況を大きく左右する原因にもなりがちです。補助金や助成金であれば、自己資金の持ち出しを軽減したり、財務状況を悪化させずに経営したりすることができます。どちらも大変ありがたいシステムですが、種類によって難易度や申し込みの期間が違うので注意しておきましょう。
補助金とは国の政策目標に関係した事業の実施をサポートするために給付されるお金であり、国の政策ごとに違った目的や趣旨を持っています。補助金ごとに、特定の産業に限られており、さまざまなジャンルがあるため、自分たちの事業内容と合ったものを選んで応募しなければいけません。また、補助金が出るのは審査を通過したものに限られて
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