参考書籍画像
生前、祖父が次のような話を聞かせてくれた。近衛兵として、東京の防衛をおこなっていたこと、当時は名誉とされたこと。しかし「戦争は二度と繰り返してはいけない」と多くを語ろうとはしなかった。祖父からは「戦争は過去の教訓として厳粛に受け止めるべきもの」と教わった。いま、自社の組織に“不適切な名称”をつけている会社がある。
「特攻隊」は、第二次大戦中、体当たり攻撃を行なった部隊のことを指す。実は同じ名称の組織をもつ、大手生命保険会社が存在する。かつて、このような会社は少なくなかったが、ブラック企業問題がクローズアップされてから改善していると聞いていた。私は非常に残念な気持ちになった。この人たちには先祖への敬意はないのかと。
大手生命保険会社の営業特攻隊とは
今回、話を聞くのは、ファイナンシャルプランナーの下澤純子さん。実体験をもとにステップアップした実践書『成績のいい人はモテる人』が話題になっている。アゴラでも数回にわたって取材記事を投稿したが、業界の内実に迫った記事が注目された。
「法人営業の場合、特徴的なのは、営業リストがあるから新規開拓は必要ないという巧みな採用です。通常、目標が無いことは考えにくいですが、言葉巧みにこぎつけるトークはマニュアル化されています。しかも、自由になる時間が多く、有給も比較的自由に行使できる正社員であることから、シングルマザーが多く在籍していま
コメント