社会人が通う大学院、と聞くとMBA(経営学修士)を想起する人は多いのではないでしょうか。
転職や、希望の部署・ポストへの異動など、様々な目的に応じた「1つのスキルアップ」として、MBAの取得を目指す人は年々増えています。
今回お話を伺った福島創太さんも、「株式会社教育と探求社」で働く会社員でありながら、東京大学大学院にも通う、社会人大学院生です。
しかし福島さんの専攻は、教育学。スキルアップのために大学院に入ったわけではないそうです。
「優秀なビジネスパーソンにこそ、大学院に行って欲しい。」
大学院には、単なるスキルアップだけにとどまらず、ビジネスではなかなか得られない価値観を醸成する可能性があると、福島さんは語ります。
ビジネスとアカデミア(学問や研究)の新たな可能性を、取材しました。
<プロフィール>
福島創太さん
1988年生まれ。
教育社会学者。早稲田大学法学部卒業後、株式会社リクルートに入社。転職サイト「リクナビNEXT」の企画開発等に携わる。
退社後、東京大学大学院教育学研究科修士課程比較教育社会学コースに入学し、修了。
現在は株式会社教育と探求社で、中高生向けのキャリア教育プログラムの開発に従事しつつ、同大学院博士課程に在学中。
近著に『ゆとり世代はなぜ転職をくり返すのか? ──キャリア思考と自己責任の罠 (ちくま新書)』
「やりたいことがないのは、悪いことなのか?
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「やりたいこと」がないと、生きていけないのか?―大学院で得た、全く新しいキャリア観
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