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保険営業についてどのような印象をもつだろうか。知識が無いとかなり手強い相手もいる。本体が軽自動車、オプション数百万円をつけているような人をたまに見かける。だったら最初からベンツを買ったほうがいいではないか。ところが、会社の大株主が保険会社ということも多いから、冷たくあしらうこともできない。なかなか難しい。
今回は、『成績のいい人はモテる人』を紹介したい。著者は、ファイナンシャルプランナーの下澤純子さん。シングルマザー、資格なし、経験なしの工場パートから、実体験をもとにステップアップした実践書になる。
悪徳保険営業に気をつけろ
――先日、下澤さんの事務所に面談依頼があった。そこで次のような話を聞いた。「いま、うちは生命の旦那が死んだら月に20万円下りる保険に加入している。でもそれ以外、よく分かってないから見てほしい」。このような流れから保険相談となる。
「この話には特徴的な要素があります。まず、『旦那が死んだら月に20万下りる保険』と、ここまではっきり覚えているケースは非常にまれです。しかし、保険証券を確認したところ、月に20万ではなく10万と記載されています。商品は、収入保障保険という定期保険でした。『いや、20万のはず・・・でも現実は10万でした。」(下澤さん)
「保険に詳しい人なら簡単に見抜くことができたでしょう。10万にしては高すぎる保険料だったからです。保険料
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