オトコの食、オンナの食 ~「食と満足」を考える
初めまして。電通 食生活ラボ(通称:食ラボ)の吉羽優子です。
私たち食ラボのメンバーは、その名の通り、いつも食のことを考えています。
ただ、みんな、気付いちゃったんです。
食のことを話し合っているつもりでも、知らず知らずのうちに、生活の在り方や、価値観や、時代のことを話し合っている。食という一つの領域にとどまらない話にたどりついている。
どんな事象もそうだとは思いますが、食は人が生きていくための源であるからこそ、なおのこと、食の範ちゅうを超えて、生活のあらゆる面と影響し合うものだと思います。
だからこそ、食を少し広い視点で捉えてみたい。
日々の献立や食品・食材をどう選んでいるかといった、食フォーカスの視点からあえて離れてみたい。
そんな発想からこの連載をスタートすることになりました。
食ラボ独自のリソースをベースに、「食と〇〇」という形で、毎回異なるテーマを取り上げていきたいと思います。
初回は、「食と満足」をテーマに、食の満足度はどのように/何によって決まるのか、をひもときます。
食ラボでは、2016年9月、インターネット調査で「食生活ラボ調査Vol.5」(*1)を実施しました。このオリジナル定量調査の結果をもとに、現在の食生活への満足度(以下、食満足度)に対する、食や生活にまつわるさまざまな意識・行動項目の影響度を調べ
コメント