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【GEPR】私はなぜ反原発派をやめたか

広島高裁は、伊方原発の再稼動差し止めを命じる仮処分決定を出した。これは2015年11月8日「池田信夫blog」の記事の再掲。
いま再稼動が話題になっている伊方原発は、私がNHKに入った初任地の愛媛県にあり、私が赴任したのはちょうど運転差し止め訴訟の一審で原告(住民側)が負けた1978年だった。原告が「辛酸佳境に入る」という田中正造の言葉を掲げたのが印象的だった。
その後も控訴審を取材したが、被告(国側)が「10億年に1度しか起こらない」と主張していた炉心溶融が、1979年のスリーマイル島と1986年のチェルノブイリと、10年に2回も起こった。「安全神話」は崩れたのではないか――という番組をつくったら、四国電力に記者会見で「NHKの番組は偏向している」と批判され、私は反原発派としてマークされた。
この訴訟は最高裁まで行って原告が敗訴したが、内容的には原告の勝ちだった。「炉心溶融の確率はゼロではない」という彼らの主張が事実によって証明されたからだ。しかし間違っていたのは、炉心溶融の被害の規模だった。原告は「3万人以上の死者が出る」と主張し、国側も大きな被害が出る可能性は認めた。
ところが史上最悪のチェルノブイリ事故でも、国連の調査によれば、死者は60人(うち50人は消火作業員)。福島についても国連の報告書によれば、放射線障害はゼロで、今後も増えるとは考えられない。
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