野村総合研究所は11月29日、EC市場やオムニチャネル市場の2023年度までの市場予測を公表、「BtoC EC(消費者向けEC)」の市場規模は25兆9000億円、「オムニチャネル・コマース」は72兆円に拡大すると予想している。
野村総合研究所の推計では「BtoC EC」の市場規模は2017年度が18兆円で、2023年度まで年率6~7%程度の成長が続く見通し。
「オムニチャネル・コマース」の市場規模は2017年度が52兆9000億円。2023年度までの成長率は年率5%台で推移している。「オムニチャネル・コマース」の市場規模には「B2C EC」の市場も含まれる。
オムニチャネル・コマース市場とBtoC EC市場予測
BtoC ECの定義
野村総合研究所による「B2C EC」の定義は「インターネット経由で一般消費者向け商品・サービスを販売・購入すること」。
携帯電話端末やスマートフォン、タブレット端末など、携帯電話回線を介したネット経由の商品・サービスの販売金額を含む。また、ホテル予約など、店頭で決済が行われる商品・サービスであっても、オンラインで予約したものは含まれる。
一方、自動車や不動産の見積もりをネット経由で行うなど、契約がネットで完結しないものは含まない。オンラインの金融サービスや音楽・映像・eラーニングといったデジタルコンテンツ、ネットを介した公営競技や
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