Wikipedia:編集部
モンゴル力士を協会理事に
大相撲は社会常識から、隔絶された世界になっています。日本古来からの奉納相撲を起源とし、いわゆる国技の地位を与えられて、あぐらをかいてきたせいなのか、本気で改革や近代化の努力に取り組んできませんでした。近代化には国際化、つまりモンゴル出身力士を協会の組織、機構に理事として迎え入れることも含みます。
多くのプロスポーツでも外国人監督が少なくないし、一般企業でも外国人役員が大勢、誕生しています。かれらとの同化が不可欠になっているのに、相撲界の運営体制だけが例外というわけにはいかないでしょう。他のスポーツ団体、企業のやり方を研究し、近代的な体制に脱皮する必要があります。
国技、伝統、相撲道にこだわるあまり、相撲もプロスポーツ・ビジネスであるとの意識が育ってこなかったように思います。改革するいい機会です。協会理事長が力士出身でなければならない理由もありません。
とにかく、暴力、暴行の類は根絶が第一歩ですね。一般常識から隔絶した行動は、乱暴な扱いもする稽古と、暴力・暴行の区別のなさです。稽古で投げ倒したり、張り手で突き倒しても、大けがさえなければ、暴力とか暴行の扱いは受けません。同じようなことを稽古場以外でやって、怪我を負わせれば、警察沙汰になります。格闘技の世界ですから、その境界線が分からなくなっているのでしょう。
山のようにある暴力行為
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近代化の遅れが生んだ角界の不祥事
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