「海外からの注文が増加! どうすればいい?」となる前に知っておきたい越境EC対応方法
海外から注文や問い合わせが増え続けている、どうすればいいのか? 海外ユーザーからの興味・関心が高まる東京オリンピックまでに、五輪特需の恩恵を受けるECサイトも増えるのではないだろうか。
越境ECの体制を整える前に訪れるかもしれない突然の注文に困らないためには、どんなことを押さえておけばいいのか。EC企業の事例をもとに、「物流」「決済」「顧客対応」の側面から、低コストで始められる越境EC対応をまとめてみた。
猫の肉球のマシュマロなどのECサイト「マシュマロ専門店やわはだ」を運営する、やわはだでは現在、米国や中国を中心に海外からの注文が増えている。
今では英語表記への対応なども行い、日常業務の一環として海外からの注文を処理しているが、ほんの数年前は海外からの受注に四苦八苦していた。
初めての海外注文は米国から。「コーヒーに浮かぶ猫」の商品が日本の大手Webメディアで掲載され、著名な海外YouTuberもTwitterも「やわはだ」のことをつぶやいた。すると、米国の消費者から突然、1件の注文が入った。
海外からの人気も高い「コーヒーに浮かぶ猫」関連商品
1. 物流への対応
当初、EMS(国際スピード郵便)で物流は対処していたが、海外からの注文が増えるにつれて「人手が足りなくなっていった」(マーケティング任責任者の木鋪智史氏)。配送は1~2か月もの期間、購入者に待っ
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