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総理特使としてケニア大統領就任式参列:中国の動向に注目 — 河井 克行

経済ニュース

ケニア共和国ウフル・ケニヤッタ大統領就任式典に安倍晋三内閣総理大臣特使として参列しました。式典は、近隣諸国の元首、各国の政府特使・閣僚・大使らが参列する中、再選されたケニヤッタ大統領を祝う超満員の熱狂的な歓迎に包まれ、6万人が収容できるカサラニ競技場で11月27日昼開催されました。
式典終了後、大統領官邸に移り公式午餐会に参加。その後、大統領との会談を行いました。
これまでしばしばお会いしてきたケニヤッタ大統領は、私が部屋に入るなり「my friend 」と言いながら強く抱き締めてきました。安倍総理大臣からの心のこもった親書を手渡し、再選の祝意を述べるとともに、日本とケニアの重要な経済協力案件であるインド洋の要衝・モンバサ港特別経済区域の推進について、大統領の指導力を要請しました。
アフリカ諸国の指導者たちが世代交代を迎えるいま、ケニヤッタ大統領には東アフリカ地域だけでなく、アフリカ全体を代表する若き強い指導者として活躍されることを期待しております。
注目すべきことは、式典に中国から派遣された特使の地位が、前回より格段に高くなったことです。中国では一般に、政府(国務院)より共産党の方が力があると、言われています。前回は国務院の農業部副部長が参列したということですが、今回は、共産党中央対外連絡部長として中国外交の実権を担った王家瑞・中国人民政治協商会議副主席が来ていました。モンバ

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