11月9日、TPP(環太平洋パートナーシップ協定、Trans-Pacific Partnership)がアメリカを除いてあらためて大筋で合意されました。
アメリカはトランプ大統領就任後に離脱を表明したわけですが、残った11カ国で一部の変更はあったもののCPTPPと名前も変えて今回の大筋合意に至りました。
合意には特に日本とオーストラリアが主導してベトナム・シンガポール・ブルネイ・マレーシア・ニュージーランド・カナダ・メキシコ・ペルー・チリを引っ張ってきました。
なかでも日本政府、安倍政権は非常に力を入れて頑張ってきたので評価して良いでしょう。
TPPについてはこの数年で大いに議論が行われ、賛成・反対どちらの声もありました。
例えば米や乳製品について
「関税がなくなったらどうするんだ?」
といった議論も多くありましたが、それでも私は
「日本は積極的にTPPに参加すべき」
と考えてきました。
単に貿易だけで無く、電子取引・競争政策・環境問題・労働条件などモノ以外のルールを作ることがミソで、昨年11月のブログに書きました。
2016/11/9「「アメリカ大統領選」TPPが今こそ重要なのです!」
http://nakada.net/blog/7326
世界の貿易で中国が力を付けながら自由貿易ではなく、その中国をどうやって世界のルールに引っ張り込むかがTPPの要です。
中国はTPP自体には参
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