2018年のWeWork日本上陸に伴い、日本国内のコワーキング市場はさらなる注目を集めている。それと同時に、日本も世界のコワーキングブームに本格的に参入しようとしている。今回はそんな世界のコワーキング業界における8つのトレンドを紹介する。
これは、ドイツ・ベルリンでコワーキングスペースに関するトピックを中心にオンラインマガジンを運営するdeskmag社とベルギーのSocialWorkplace社により、2016年11月9日から12月23日まで1876人を対象に行われたオンライン調査に基づいたものである。
1. コワーキング市場の成長は今も続く
第1回目の調査が行われた2010年からコワーキングスペースの数は年々増加し、今年も昨年比で2500ヶ所増えた約13800ヶ所のスペースが世界に存在している。それに伴い、メンバーの数も昨年から34万5千人増え、今年は118万人に達している。成長率こそ減少傾向にあるが、市場としての成長はまだまだ見られる。
2. スペースの機能はもはや「共働」だけではない
市場の競争が激しさを増していく中で、コワーキングスペースはもはや単なる「共働スペース」だけに留まらない。すでに79%のコワーキングスペースが「共働スペース」以上の機能を備えている。その中で最も多いのが、イベントスペースとしての要素。コワーカーのために確保したスペースをイベン
コメント