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高齢社会の最先端バチカンの未来

経済ニュース
世界に12億人以上の信者を有するローマ・カトリック教会の最高指導者は“ペテロの後継者”ローマ法王であり、現在は南米出身のフランシスコ法王だ。法王の後ろには枢機卿が控えている。現在は219人の枢機卿がいる。法王選出会(コンクラーベ)に参加できる枢機卿は80歳未満だ。次期法王の選出権を失った80歳を超えた枢機卿の数は99人だ。その数を差し引くと、ちょうど定数の120人の枢機卿が現時点で選挙権を有していることになる。
▲今年12月に81歳となるフランシスコ法王(バチカンで売られているフランシスコ法王の写真)
最近では、前法王ベネディクト16世が今年4月16日に満90歳になったばかりだ。その後継者フランシスコ法王も昨年12月に80歳になった。新しい事実ではないが、ローマ・カトリック教会は高齢者が支配する社会だ。枢機卿会議に所属している枢機卿で最年長は Jose de Jesus Pimiento Rodriguez 枢機卿で98歳、最年少は50歳で中央アフリカ共和国出身の Dieudonne Nzapalainga 枢機卿だ。
枢機卿の高齢化の背後には、医療技術の向上がある。80代、90代の高齢聖職者に対してはバチカンの医療体制下にあって徹底した健康管理が実施されているから、高位聖職者も長生きできるようになったわけだ。
ちなみに、法王に選出されて33日後に亡くなったローマ法王が

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