兄弟間でiPhone XのFace IDが誤作動してしまうという報告があるようだ。こうしたケースを避けるために、気をつけておきたいことがある。
顔の似た兄弟でも、顔認識を使ってアンロックしようとした際には、認証エラーとなるのが普通だ。しかしここでうっかり認証用のパスワードを入力しないように気をつけたい。パスワードを入力してエラーを回復させてしまうと、Face IDを誤った方向に調整してしまうことになるのだ。最初はエラーとなった兄弟も、次の機会には問題なくアンロックできてしまうことになりかねない。いってみれば、Face IDで採用している機械学習の限界であるといっても良いかもしれない。
Appleも、Face IDに関するサポートドキュメントでこの件に触れている。ただ、そのようなものは一般的に誰も読まないものなので、要点をここにまとめておこう。太字化はこちらで行ったものだ。「Face IDで利用するデータは、正しく認証されるたびにアップデートされていきます。似ているが異なると認識された顔でも、そのあとにパスコードが正しく認識されれば、正しいものとして学習するようになっています。
快適に利用するために、顔認識の制度をあげようとするのは当然のことだ。TechCrunchのMatthew PanzarinoがCraig Federighiにインタビューした際には次のような発言があった。
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