左は小宮氏、右は福田編集部長(ソーテック社)
会社は経営者次第だとよく言われる。しかし、経営者がすべての実務に長けているわけではない。経営者が日々、悩むことの一つに業績があるが、経営者自身がすべての経営実務に長けているわけではない。このような時に、経営者のブレーンとして活躍するのが、コンサルタントという経営のプロフェッショナルになる。
コンサルタントと聞いてどのようなイメージを抱くだろうか。脱税や金銭がらみ事件が発生すると、コンサルタント会社が絡んでくることが多い。そのため、「コンサルタント」はあたかも悪いことをしているような印象で受けとめられることがある。たしかに「コンサルタント」と言われても、なにをしているのかわかり難い。
今回紹介するのは見せかけでなく、実績を兼ね備えたコンサルタントである。経営コンサルタントの小宮/一慶氏。日本を代表する経営コンサルタントとして知られている。近著に、『世界一やさしい 決算書の教科書1年生』(ソーテック社)がある。
決算書がわかれば経営がわかる
本書は、決算書を学ぶ人、何度か勉強してみたけれど挫折してしまった人、深い読み方を知らない人を対象に、「決算書の基本、特にその”読み方”を解説している」ものである。数時間かけて読み込めば、決算書の読み方の基本は必ず理解できる。理解できれば、会社の見え方が違ってくる。小宮氏は本書のな
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