バロンズ:FRB正副議長は、パウエル氏とテイラー氏か
バロンズ誌、今週のアップ・アンド・ダウン・ウォールストリートは、ヴィト・ラカネリ氏が税制改革の影響について執筆した。足元の米株高は税制改革への期待感ではなく、1)世界景気の改善、2)業績拡大、3)米国内での規制緩和——が礎になったという。従って、仮に税制改革が成立しなかったとしても株価の下落は5%程度と予想。2016年の米大統領戦後に幕開けしたラリーを踏まえれば、限定的との見方を示す。一方で、レパトリ減税が導入された場合は、ゴールドマン・サックスの推計を元に2018年には2,500億ドル相当が米国内に還流すると見込む。詳細は、本誌をご覧下さい。
今週のカバーは次期米連邦準備制度理事会(FRB)議長にスポットライトを当てる。名物コラム”アップ・アンド・ダウン・ウォールストリート”の執筆者、ランダル・フォーサイス氏が書き下ろした内容の抄訳は、以下の通り。
次期FRB議長—Our Next Fed Chief.
「In God We Trust(我々は神を信じる)」とは、ドル紙幣の裏側に明記されている言葉だ。前面にはFRBの文字が刻まれ、信用を付与する機関として位置づけられている。そのFRBを率いる議長を指名するのは大統領で、トランプ氏は重要な決定を下す義務を負う。候補者は3人に絞られ、2018年2月に任期満了を迎えるイエレンFRB議長自身(筆者注:ポリティコはイエレン氏が候補から外れ
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