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立憲民主党の未来は実は改憲にある

経済ニュース
小池百合子・希望の党代表に「排除」された人々を率いて新党を立ち上げた枝野幸男氏は、50議席を確保する成果を出した。小池氏は、彼らを「排除」し、50議席を確保した。「排除」された人たちも、55議席を獲得した。これが今回の衆議院選挙の要約であるようだ。
衆議院で87名の議員を持っていた旧民進党勢力は、安保法制の騒乱以降の共産党・社民党との共闘路線に不満を抱え、次々と離党していた。「離党ドミノ」を防ぐために、前原誠司・民進党代表が、希望の党への相乗りを進めた。結果、安保法制の騒乱に乗り切れていなかった民進党議員が希望の党に入ることになり、あわせて50議席を獲得した。その他の民進党系の勢力が、立憲民主党として、やはり50議席ほどを獲得した。
あおりを受けたのは、共産党である。21議席を約半分の11議席にまで減らした。以前には共産党に投票していた有権者が、今回は立憲民主党に投票したことが、公示前勢力と今回の選挙結果を比べれば、はっきりと見てとれる。小池代表に「排除」されたのは、民進党内で共産党に近い勢力であった。
過去には共産党に投票しながらも、今回は立憲民主党に投票した階層の核が、団塊の世代を中心とする比較的高齢であることが各種調査でわかっている。冷戦時代に「革新」系勢力に、今日でも「護憲派」に投票する有権者であると言えるかもしれない。枝野代表はそれを意識した選挙戦略を展開し、成功した。

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