潜在看護師の力を活用する介護保険適用外サービス 雇われない生き方:VOL.182
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神戸貴子さん(42歳)
N.K.Cナーシングコアコーポレーション(同)/鳥取県米子市
出産を機に看護師を退職。育児と介護の両立に苦労した経験から、病院付き添いなど介護保険では補えないケアサービスを行う「わたしの看護婦さん」を2014年に立ち上げる。
現在の利用者は約30名、スタッフは15人。
VOL.182潜在看護師の力を活用する介護保険適用外サービス
「三方よし」の介護サービス。
地域に評価されて受賞
退
職して育児をしていた頃、近所に住むおばのケアを頼まれました。家事育児さらに介護となると大変。病院受診を人に頼みたいと思っても付き添いは介護保険が使えません。「わたしの看護婦さん」はこうした手いっぱいの利用者に介護保険外のケアサービスを提供するものです。
メンバーは出産や育児などで休職中の潜在看護師たち。
フルタイムの再就職は難しくても短時間なら働ける。
ご本人や遠く離れたご家族に便利で、潜在看護師の職を作り、地域経済も回る三方よし。昨年、ビジネスプランコンテストで賞をいただき、地域に認められた実感があります。最初の反応は鈍かったんですよ。鳥取には「煮えたら食わあ」という言葉があります。誰か手を出すまで待つ気質で、とにかく実績第一。利用者はポツポツ増え、5人を超えた頃やっと加速しました。「費用を抑えたいので介護保険を使えるサービスも」と
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