消費税に関して勉強をしていると「課税売り上げ割合」という言葉が出てきます。どんな意味をもっている割合で、どこで使用をするのでしょうか?
消費税の計算に関する基本的な仕組みを確認しつつ、課税売り上げ割合の計算方法についても確認していきましょう。
消費税の基本的な仕組みと課税売り上げ割合
まず消費税について、全体像を理解する必要があります。
世の中には様々な取り引きがありますが、その全てに対して消費税が課税されているわけではありません。
政策的な配慮から消費税が課されていなかったり、そもそも消費税の課税対象にならないような取り引きも存在しています。
もし、あなたがやっている事業が不動産業や有価証券売買、介護保険に関する事業、または居住用賃貸物件の運用に関わるようなもの等である場合には、消費税の非課税売り上げが相当程度混在しているかもしれません。
消費税の非課税売り上げはほかにもありますので、きちんと確認をしておきましょう。
一方、上記のような事業に該当しない小売業や製造業、建設業、サービス業などについては、取り扱っている商品やサービスは消費税の課税対象です。
実際には多くの事業者がコチラ側に該当しています。
ここで、事業者はどのようにして消費税の納税額を計算するのかを知らなければなりません。消費税は「預かり金」としての性質を有しています。売り上げを通じてお客さまから預かった消費税を、事
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