福島で公示後第一声をあげた安倍首相(Facebookより:編集部)
安倍首相は自公で過半数が勝敗ラインといい、辞職するようなことをいっている。しかし、これを明言することが、政局を混乱させ、北朝鮮情勢で緊迫する中で日本の立場を不安定にしている。
また、与党が過半数を切ってもかわりに過半数を得る勢力がない限りは、退陣は論理必然ではない。原則は、比較第一党の党首が優先的に組閣にあたるべきだし、この場合、現実に連立を組み、選挙後も継続を約束している自公はまとめて扱うべきだ。
それに対して、どこかと連立を組むことを明言している野党はないから、自公の合計を上回る野党がない限りは、自公が第一党と扱われるべきだ。
安倍首相自身は、もともと、「自公で過半数がとれたら無条件で続投する。不信任とは過半数を失うことであって、前回の選挙との増減は関係ない。しかし、過半数を切った時でも、かわりに過半数をとる勢力がなければ、話し合いだ」というべきだった。
すでに、「自公で過半数なら首相退陣は民主主義に反する」でも書いたように、イギリスのメイ首相は過半数を失ったが続投しているし、スペインのラホイ首相はそれを二度の総選挙で繰り返している。
しかし、これまでの発言から自分からいいにくい。しかし、国民としては、過半数を切った時でも、かわりに過半数をとる勢力がなかったときにどうするのか、考えておくべきだし、安倍首相続投と
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