日テレNEWS24より
人間は、誰もが物事を都合の良いように考えてしまうものだ。仕事にしても、うまくいかなくなると取引先が悪い、上司が悪い、あるいは景気が悪いと周囲のせいにしたくなる。知人の会社経営者に、「うまくいったら他責、失敗したら自責」だと教えてもらったことがある。良い事を他責ととらえられる人には「感謝」があるという意味になる。
また、思い通りにならないことや、苦しいことは、周囲のせいにするのではなく自分に原因があるとすることで、自らを振り返ることができる。思考や行動に間違いはなかったのか考えてみる。なにか思いあたることがあれば、修正し改めてみる。すべてを他責にしたところで、なにも好転することはない。
政治家は言い訳をしない
2012年12月の衆議院議員選挙で与党だった民主党が大敗した。現役閣僚8名が落選する歴史的大敗だった。脱官僚・政治主導を掲げて、事業仕分けを行い、高等学校の授業料無償化を公約とした。当初は熱狂的に支持されたが、政策の実現や成果が現れなかったため、支持率が急落し大敗を引き起こしたと言われている。
選挙後、野田総理や党の責任を批判する発言が目立った。その多くは、責任を転嫁する他責が目だった。岡田副総理は「選挙は、最終的には自分の責任。執行部や他人の責任にするところから改めないと、この党は再生できない」と発言した。実際に同じ民主党のなかでも実力のある人は選挙区
コメント