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新華社通信より引用:編集部
先日、新華社が習近平政権の反腐敗キャンペーンを総括する記事を配信していて、その中に「強い歴史的責任感(強烈的歴史責任感)」と「深い使命感、憂患の思い(深沉的使命憂患感)」と書かれていた。習近平政権発足からの2年をウオッチして書いた拙著『習近平の政治思想 「紅」と「黄」の正統』(勉誠出版)で、ちょうど同じことを指摘した。
紅二代の人物から感じられるのは、革命家族のエリート意識に支えられた、国に対する強い責任感とその裏返しとして国が傾くことへの強い危機感である……習近平も総書記選出直後、初めての内外記者会見で民族、人民、党に対する「三つの責任」を表明する一方、腐敗の深刻化には「国も党も滅びる」と警鐘を鳴らした。(P19~20)
習近平は二〇一二年一一月一七日の第一回政治局集団学習で、「腐敗に反対し、廉潔な政治を行い、党の健康な体質を保持することは、党が一貫して堅持している明確な政治的立場である」と前置きした上で、「近年、ある国々では長期間に蓄積された矛盾によって民の不満があふれ、社会が混乱し、政権が崩壊しているが、その中で汚職腐敗が非常に大きな原因の一つになっている。数多くの事実が我々に告げているのは、腐敗問題が深刻化すれば、最後は必ず国も党も滅びる。我々は警戒しなければならない」と強い危機感を表明した。そこには、習近平が
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