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XMOSのマイクロフォン配列技術でAlexaをどんなデバイスにも、リビングの壁にも、実装できる

音声でコマンドを入力するサービスシステムAmazon Alexaは、その専用実装デバイス(Amazon Echoなど)が、ユーザーの声をはっきり聞き取れる位置、たとえばコーヒーテーブルの上やカウチのそばなどにないといけない。テレビの近くにあったりすると、アニメのキャラクターが “Alexa!”と言っただけで、おかしなものがAmazonに注文されたりする。
ノイズを無視して、ご主人である人間の声だけを聞き分ける高度な技術が必要だが、それは意外と難しい。
でも、今やイギリスの企業が、世界で初めてそんな技術を作り出し、Amazon Alexaの音声サービスに導入しようとしている。
1か月前にInfineonがリードするラウンドで1500万ドルを調達したイギリスのチップメーカーXMOSは、ヨーロッパで初めて、Amazonが公式に認定したAlexa Voice Service(AVS)開発キットを近くリリースする。同社は世界初の、AVS認定“遠方界線形マイクロフォン配列”(far-field linear mic array)”のメーカーでもある。
この技術は、車で使われるレーダーとマイクロフォンを組み合わせている。そうするとEchoのようなAlexa専用のデバイスは要らなくなり、スピーカーとのセットを壁に埋め込んだり、ほかの製品の

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