IT化が遅れている業界の課題を、テクノロジーで解決する――このような挑戦をするスタートアップを知るとワクワクする。建材比較サービス「truss(トラス)」を通じて建築設計施工者、建材メーカーの課題を解決しようとしているトラスもまさにその1社だ。
建設業界というと何となくIT化が進んでいないイメージがあったが、少しずつその状況は変わってきているようだ。TechCrunchでも今年に入って建設現場向けチャットアプリ「stacc」や建設業のための写真管理アプリ「Photoruction」を紹介した。staccの記事内では、「作業員の7割近くがスマホを持つようになりITが進められる状況になった」という話も紹介している。
このように設計者のコミュニケーションや業務を効率化するサービスは増えてきている。ただ一方で設計者が建築に使う「建材を選ぶ」段階では、今でも紙のカタログが主流でアナログな状況だ。
建材の種類はどんどん多様化する中で、紙のカタログをくまなくチェックして製品ごとの特徴を把握するのは困難。そのような「紙のカタログ問題」をITで解決するのが、建材比較サービスtrussだ。
同サービスを提供するトラスは10月2日、複数のベンチャーキャピタル及び個人投資家から1億円の資金調達を行ったことを明らかにした。調達先はDBJキャピタル、みらい創造機構、GMO VenturePartners、SM
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