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日本の“リベラル”はただの冷戦期保守派

筆者は民進党にも希望の党にも別に期待はしていないが、民進党の希望の党への身売りを巡る一連のドタバタを見ていると、いろいろなことが分かって興味深い。
1.有権者はリベラルには厳しいが保守には甘い
都議選を見ても明らかなように、民進党の底抜けの原因は、野党協力を優先して左寄りに路線転換した結果、無党派層の支持層を失ったことだ。
一方で、無党派層は政策も綱領も不明な希望の党には大らかに見える。一都民からすると、都知事でやらかした豊洲を巡るドタバタみたいなものを全国区で繰り返されると非常に危ないと思うのだが、そこは大して問題視されていないように見える。
2.多くの民進党議員は、政策にはこだわっていない
あれだけ安保法制反対だの憲法違反だの言っときながら「安保に賛成しないと公認しない」という踏み絵をサクっと踏んで希望の党に滑り込もうというセンセイ方を見ていると、彼らが特に個別の政策にこだわりがあるわけではないというのがよくわかる。
実のところ彼らがやっていたのは「悪の独裁者アベをアピールすることで、それに立ち向かう正義のヒーロー」というポジションを作り、自らを押し込んでいただけなのだろう。
と思っていたら、朝日新聞がいいことを言っている。
「危機をあおって敵味方の区別を強調し、強い指導者像を演出する。危機の政治利用は権力者の常套手段である」っていうのは、まさに最近の野党側の姿勢だろう。
さて

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