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解散総選挙:ちょっと待て、そのスピードが死を招く

経済ニュース
国連で演説する安倍首相(首相官邸サイト:編集部)
もう前言を翻すことは出来ないのだろうが、安倍総理はちょっと踏み止まった方がよさそうである。
私自身にとってはこの時期の解散には何の不都合もなく、反って私の働きどころが見つかったようで内心ウキウキしながら日本の政治の展開を見ているのだが、やはりあちこちで拙速さが目立ち、すべての仕事がやっつけ仕事の様相を呈し始めているのが心配である。
私などが想像も出来ないような危機が目前に迫っているのかも知れないが、それにしても今の時点での解散・総選挙には違和感・唐突感が否めない。
日本が直面している本当の危機、なるものについて国民の代表者である国会議員が集う国会の場で総理が語るのであれば、大方の国民はそれなりに納得するだろうと思っている。
しかし、野党の臨時国会請求には一切耳を貸さず散々引き延ばしたうえで、ようやく開催に漕ぎ着けた臨時国会の冒頭で、ただ、衆議院を解散するという天皇の詔書を読み上げるだけで事を済まそうとしているのは、余りにも国会を軽視し、ひいては国民を蔑ろにしているように思われてならない。
ここに来て自民党の良心とも言うべき谷垣さんが引退を決め、政治家としての適性がどの程度あるのか見極められないままにパタパタと候補者が決められていく様子を垣間見る度に、こんなものでいいのだろうか、もう少し丁寧に人選を進めた方がいいのではないかしら、とい

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