ドイツで24日、連邦議会選挙(下院、任期4年)の投開票(有権者総数約6150万人)が実施され、メルケル独首相が率いる与党第1党「キリスト教民主・社会同盟」(CDU/CSU)が得票率約33・2%を獲得し、前回(2013年)より得票率を落としたが、第1党を堅持した。一方、欧州議会議長5年間勤めた後、ベルリンの中央政界入りしたシュルツ党首の与党第2党「社会民主党」(SPD)は得票率約20・8%と党歴代最悪の結果に終わった。
▲勝利宣言するメルケル独首相(ドイツ公営放送の中継番組から、2017年9月24日)
注目された第3党争いは、極右政党「ドイツのための選択肢」(AfD)が約13・1%を獲得して第3党の地位を得た。AfDは2013年の党結成以来、初めて連邦議会の議席を獲得した(前回の総選挙で4・7%と議席獲得できる得票率5%の壁をクリアできずに惜敗した)。リントナー党首の自由民主党(FDP)は約10・4%で連邦議会にカムバックを果たした。左翼党は約8・7%、そして「同盟90/緑の党」が約9・2%だった(得票率は暫定結果)。
昨年11月の米大統領選や今年5月のフランス大統領選では“チェンジ”という言葉がモードとなったが、ドイツでは順調に国民経済が発展していることもあって、有権者の多くはチェンジ より現状維持志向(キープ)が強い。メルメル首相は、「私が政権に就任した直後、500万
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ドイツで極右政党が第3党に躍進
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