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なぜ、喧嘩ばかりでも、信頼関係を築けるのか?

経済ニュース
「たまたま御縁をいただいた町で、漁業の高収益化に挑む。」
僕と萩大島船団丸代表の坪内知佳さんには、共通点が少なくない。
今年のForbes Japanでは、一緒に「日本を元気にする88人」に選ばれた。
でも、やり方はぜんぜん違う(笑)
坪内さんの新刊『荒くれ漁師をたばねる力』を読んで、改めてそう思った。
「お前の会社じゃろうが。ここの経営難はあんたの責任じゃし、夢を語れないのも、人材不足も全部あんたの責任じゃろ」(P91)
「ちょっとやめて。それはないけぇ。勝手に言わんとけや」(P118)
どストレートに、ずけずけとモノをいう。荒くれ漁師と、つかみ合いの喧嘩も日常茶飯事。ふつう、田舎でこういうことを繰り返していると、浮いてしまう。けっきょく、何もできなくなる。
でも、坪内さんは違う。じょじょに、漁師から信頼を勝ち取る。
ピュアで、覚悟があるから。最後までやりきるから。
もう少し上手くやればいいのに、と思うかもしれない。でも、この不器用さが、道を開く、魂を揺さぶるのではないか。僕にはない力があるからこそ、面白いと思う。
もっと知りたい!
●日本の水産業をリードする長元信男・東町漁協代表理事組合長
●たった1年強で、ツアー客ゼロからお客様満足度1位になったプロセスとは?

<井上貴至 プロフィール>
<井上貴至の働き方・公私一致>
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