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クルドの独立を問う住民投票は周辺諸国への影響は必至

経済ニュース
voltairenet.org:編集部
中東イラク北部に存在するクルド自治区で9月25日に独立を問う住民投票の実施が予定されている。
シリアそしてイラクでイスラム国との戦いが続く中で、クルド自治区が独立しようとする動きは中東を更に不安定にさせるとしてイスラエル以外の周辺諸国は反対している。勿論、イラク政府も反対の姿勢にある。
なぜ、周辺諸国が住民投票の実施に反対するのか?
クルド人は国家を持たない最大民族(2500-3000万人)と言われている。現在クルド人が居住している国は主に4カ国に跨って散在している。トルコに1300-2000万人のクルド人、イランに500-600万人、イラクに400-500万人そしてシリアに300万人となっている。
このように各国にクルド人が分散したのは、クルド民族が居住していたオスマン帝国が崩壊寸前に英国とフランスそれにロシアが加わって1915年にサイクス・ピコ協定が秘密裡に結ばれてオスマン帝国の領土がこの3か国の都合に添う形で分割されたからである。
イラクに存在しているクルド自治区が仮に独立すれば、その影響はクルド人が住んでいる周辺諸国にまで影響を及ぼすのは必至である。特に、トルコでは人口の凡そ2割を占めるクルド人の独立運動が盛んで、その運動を推進しているクルド労働者党(PKK)を勢いづけることになる。それがなくても、現在トルコ国内ではPKKが独立を求め

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