あなたは、最初はなんとも思っていなかった相手が、いつの間にか気になっていた、というような経験はありませんか?
また、何度も見るCMの商品を実際に目にした時に買い物かごに入れてしまったなんてこともありませんか?
これは「単純接触効果」と言われるもので、同じものを目にしたり聞いたりすると、次第に良い感情を抱いていくという心理的な効果です。アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが発表したので「ザイオンス効果」とも言われます。
実際に、CMなどでも露出が多い商品ほど好感度が高く、購買につながりやすいという傾向にあるようです。同じものを何度も見ることで自然と親しみが湧くものなのです。そして、社内恋愛や同じクラス内での恋愛が多いのも、頻繁に会う人に好感度を持つ1つの現象だと言えます。確かに初対面の人や接触頻度が低い人には警戒心があったりするものですが、回数を重ねるごとに警戒心が薄れ、安心感が生まれます。心も開きやすくなりますね。これは、人やものだけでなく、音楽や味に関しても同じような効果があるようです。
接触時間よりも接触回数
長時間接触するより、短時間で接触回数が多い方が効果的です。長時間接触することで、嫌な部分が見えてしまったり、変に煩わしい印象を与えてしまい、逆効果となる可能性があります。すべてをさらけ出さずに、どんな人だろう、どんなものだろうと想像
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