ブランドの物語を豊かにするためのコンテンツマーケティングの可能性
オウンドメディアなどを通じて能動的にコンテンツを提供し、継続的な関係を生活者とつくり上げていくコンテンツマーケティング。デジタルマーケティングの新潮流として日本でも数年前から話題になっているが、別記事でも触れている通り、この手法が根源的に持つ、「事業の貢献」という視座に対する認知が進んでいない面がある。
このテーマをめぐって、今年7月からアマナ・グループと提携して日本市場に進出した米ニュースクレドの上級副社長チャールズ・ハフ氏、アウトブレイン創業者のヤロン・ガライ氏とアウトブレインジャパンの嶋瀬宏氏、そして電通ビジネス・クリエーション・センターの青木圭吾氏の4人が議論した。
左から、嶋瀬 宏氏、ヤロン・ガライ氏、チャールズ・ハフ氏、青木圭吾氏
嶋瀬 宏(以下、嶋瀬):コンテンツマーケティングの世界では、「コンテンツ・イズ・キング、ディストリビューョン・イズ・クイーン」と考えます。両者は、どちらが欠けても成り立たない。良いコンテンツをつくれば人は見てくれるであろう、という考えは、コンテンツ消費行動がこれまでの世代から大きく変化したミレニアルズには通用しにくくなっています。よって効果的なコンテンツを届けるプランニングも一緒に考えておく必要がある。このあたりは、日本のマーケターの間でも認知されつつあります。
嶋瀬 宏氏
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