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未来なき民進党を憂う

ちょうど一週間前の臨時党大会、民進党新代表に前原誠司さんが選出されました。今回の投票結果が証明している通り(前原502ポイント、枝野332ポイント、無効17ポイント)、多くの人は前原さんの方がベターとの判断を下したのだと思います。
此の代表選は言うまでもなく、野党第一党党首の選択という日本の将来に大事な選挙でありました。しかし、「前原が勝つんでしょう」といった程度に軽く向けられた国民の興味関心は殆ど、「やはり前原が勝ったね」ということで御仕舞だろうと思います。
即ち、鳩山由紀夫・菅直人・野田佳彦と続いた民主党政権3年3カ月を経て大多数の有権者は、民進党が「政権を担える政党になる」とか「二大政党の一翼を担う」とかとは、全く期待していないのが現況なのです。民進党が前原新代表の下カムバックしてくるとは、残念ながら私含め多くの人が思ってはいないでしょう。
案の定、新執行部人事を巡っては早速、不倫疑惑の渦中にあり昨日離党届を提出した「山尾志桜里(しおり)元政調会長の幹事長起用を直前に断念し、大島敦元副総務相に差し替えるなど混乱」が露呈したという有様です。
前任者と違い前原さんは「共産党を含む野党共闘」に否定的なのは結構ですが、片一方で此のタイミングで『安保関連法は「憲法違反」「一度廃止する」』とは何を言っているのかと思います。前原さんの言で言えば「中国の拡張主義や北朝鮮の核・ミサイル開発など

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