新聞広告大賞に東京都交通局「思い出ガタゴト 東京都電diary」
日本新聞協会は9月7日、第37回新聞広告賞の受賞作を発表した。
新聞広告大賞は、東京都交通局の「思い出ガタゴト 東京都電diary」に決まった。
東京の街中を網の目のように走った都電の思い出を後世に語り継ぐため、読者からエピソードを募集し、新聞小説形式で紹介した。500件以上の応募の中から取材を経て掲載された50編は、いずれも懐かしい気分を誘う出来栄えで、ゆっくりと読むテンポが新聞にうまくマッチしている。情報収集力、取材力、記録性といった新聞の媒体特性を十分に生かした内容は、都電の歴史をつづる貴重な資料になった。読者が作った新聞広告という点も画期的として評価された。
新聞広告賞は、新聞広告の新しい可能性を開拓した広告活動を顕彰し新聞と広告の発展に資することを目的に1981年に創設。広告主部門と新聞社企画部門の2部門がある。新聞紙上で優れた広告活動を展開した広告主企業、新聞社に贈られる。
広告主部門299件(単独広告主297件、複数広告主2件)、新聞社企画部門66件(単独企画62件、共同企画4件)の計365件の応募があり、大賞1件、新聞広告賞10件を選んだ。また、広告主部門について10件の優秀賞を、新聞社企画部門について5件の奨励賞を決めた。
贈賞は10月20日、千代田区の帝国ホテル東京で開かれる第60回「新聞広告の日」記
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