9月4日に、中国政府が暗号通貨やその技術を使ったICO(Initial Coin Offering)による資金調達を突然禁止した。このニュースを受けてビットコインやその他の暗号通貨も1日で10~20%程度下落した。
●中国、ICOを全面禁止 「金融詐欺、ネズミ講」と強く非難(Techcrunch)
しかし、その後、意外にもビットコイン価格はかなり値を戻すことになった。これは、ビットコインをはじめ暗号通貨の将来の「実需」にかなり悪い影響のあるニュースであったにもかかわらず、だ。このビットコインの底堅さや、他のさまざまな情報を分析することにより、いま暗号通貨市場に起こっていることが、よく分かるのである。それは、主に日本のSNSを通した暗号通貨バブルの形成である。
さて、本稿では、今年、つまり、2017年のビットコインやその他の暗号通貨の爆発的な価格上昇と、その背後のバブル形成のメカニズムを解説し、今後、このバブルが時間の問題で破裂する可能性が極めて高いことを示す。
ビットコインの歴史
すでに多くの解説があるので、ここでは極めて簡単にビットコインや暗号通貨の歴史をおさらいする。
ビットコインは、管理者が存在しない、インターネット上に存在する暗号理論に基づく通貨としてデザインされている。それはよく知られているPeer-to-Peerの方式で運営されており、台帳はビットコインのプログラムを走
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日本人主導のビットコイン・バブルは崩壊へのカウントダウンに入った
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