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対北朝鮮政策:オバマ氏の「戦略的忍耐」の結果

経済ニュース
ホワイトハウス公式サイト(オバマ政権時代)より=編集部
米国の大統領は1期4年、最長2期、8年間だ。この8年間を長く感じるか、短いと思うかは人それぞれだろう。ロナルド・レーガン大統領(任期1981~89年)は8年間の任期を終える時、「どうして米国大統領の任期は8年しかないのかね」と側近に不満を吐露したと聞いたことがある。
冷戦時代のレーガン大統領の政策を見てきた者としては、レーガン氏にもう少し時間を与えても良かったと思うかもしれないが、この人は絶対お断りだという大統領がいる。バラク・オバマ前大統領(任期2009~2017年1月)だ。
対北朝鮮政策でオバマ前大統領の8年間の無策が北の核開発を助けてきたことが判明してきた。オバマ氏は北が非核化の意思を表明しない限り、対話しないという対北政策を「戦略的忍耐」と名付け、8年間、ほぼ沈黙してきた。その結果、北は核開発を進めることができたことが今月3日の北の6回目の核実験で一層明白となった。北は弾道ミサイルに水爆を搭載できるまで核開発を進めてきているのだ。
「忍耐」と言えば、その背後に高尚な戦略、ないしは哲学が控えていると受け取る楽天主義者がいるかもしれないが、オバマ氏の「忍耐」の場合、どうやらその文字のごとく、もっぱら黙ってきただけだ。もしオバマ氏が戦略的「忍耐」ではなく、関与政策を実施していたならば、金正恩氏(朝鮮労働党委員長)ものんびりと

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