井上章一さん「京都ぎらい」。
筆者の出身地、右京区・嵯峨がかつての都・洛中から外れた「洛外」であることに対する鬱屈がねっちゃらねっちゃら塗り込められています。
ぼくも修学院や山科ていう京都の洛外出身です。この本には山科の男から見合い話が来て落胆する洛中の女性が登場しはります。ぼくも洛中の女をがっかりさせることがあったんかもしれませんけど身に覚えはありません。筆者ほどの被差別感を被ったこともおません。
それは元の(母の)実家が洛中の西陣で、平安京の大内裏、太閤さんの聚楽第の中やさかい、そこに心のよすがを求めていたからかもしれません。ところがこの本には、新町御池の人が「西陣ふぜいが生意気に」と言わはる場面もあります。こうなると今の御所以外はみな敗者いうことになります。おお、こわ。
お寺さんの写真を使うのに納金が必要で、出版社は金銀苔石(金閣寺、銀閣寺、西芳寺、龍安寺)に一枚20万円を払うならわしがあるとされています。ぼくも同じ話を出版社のかたに聞いたことがあります。法的に争うてもお寺さんが勝つとは思えへんので使てまえばええんですが、お寺さんから「バチ当たる」言われたそうです。京都では法律よりバチのほうが怖い。おお、こわ。
ほんでも、なんか、ちゃう。もっと芯の京都のこと、聞きたい。
京都をネタにした本は無数にあります。
これまでもいくつかメモしました。
◯梅棹忠夫の京都案内
芸妓・舞妓は
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京都。きらい、こわい、スキ。
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