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代表選後の前原氏の第一声に注目

経済ニュース

何も変わらないはずだ、と思っているから何の期待もしていないのだが、しかし本音では少しでもいい方に変わって欲しいものだと願っている。
屏風や襖に描いた龍虎の戦いのようなものだろうと思って民進党の代表選挙を眺めてきたのだが、どうも前原氏も枝野氏も党内融和のためにご自分の本来の主義主張の大事な部分を封印してしまったようで、互いに相手に対して刃を突きつけたり、牙を剥き出しにしている場面がすっかり影を潜めてしまった。
民進党の代表になろうとする人たちが代表選挙の途中で党内融和を強調するようになると、もはやその選挙は真剣勝負ではなく、馴れ合いの凡戦になってしまう。
この状況では、仮に前原氏が代表選挙に勝ち残っても、前原氏が自分の方針を貫き通すことが出来るほどの指導力なり力を獲得することは難しいだろうと言わざるを得ない。
党内融和路線を敷くのであれば、結局民進党は何も変えられない、ということになる。
反対派を切り捨てるぐらいの勢いを示さなければならない時に、まあまあ、選挙のことは水に流してお互いに仲良くやりましょう、ぐらいのことを言ってしまうと、その瞬間に民進党は旧態依然のままで、折角の代表選挙も民進党の長期低落傾向の歯止めにはならなかったなあ、ということになってしまう。
多分、最悪の選択は代表選挙を戦った相手を幹事長にしてしまうことだろう。
何にしても明日が民進党の代表選挙の投開票日である。

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