桃太郎に学ぶ採用氷河期の乗り越え方
岡山駅の新幹線ホームで見かけた広告が実に秀逸だった。
「桃太郎の勝因は、出会いでした」
中四国エリアの人材ビジネス企業、キャリアプランニング社によるものだ。桃太郎にゆかりのある地(というのは、何箇所かあるのだけど)✕人材ビジネスというなんとも絶妙な組み合わせだ。何より、「いい話を聞いたなぁ」という、あたたかい気分になるものだった。
昨今の広告においては、「バズる」ことが極度に目的化されているかのように感じる瞬間がある。時にこれは、炎上を誘発する(中には、牛乳石鹸のウェブ動画広告のような、バズることの目的化どころか、そもそも雑というか、お粗末なものもあったが)。
広告とはそもそも、「迷惑」なものになる可能性がある。セグメント、ターゲットを明確にした広告が模索される今日このごろだが、嫌でも見てしまう可能性があるわけで。
そんな中、このように「あぁ、いい話だ」と思えるものは素敵だ。何かこう、突然、プレゼントをもらったかのような気分にもなる。岡山✕人材ビジネスにちなんだものだとなおさらで、ビジネスパーソン視点から「うまい!」と思い、「いい仕事だなあ」というジェラシーすら感じてしまう。
そして、これは「採用氷河期」における、企業へのエールでもあると言える。この広告を見かけたあと、岡山で企業の人事や、大学教職員向けのセミナーがあり。冒頭のアイスブレーキングで、「桃太郎はなぜ、鬼退治に成功し
コメント