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北朝鮮のミサイル発射:非常時の医療体制はどうなる? — 松村 むつみ

経済ニュース
災害や事故を想定したトリアージ訓練(海上保安庁サイトより:編集部)
8月29日早朝、北朝鮮が中距離弾道ミサイルを事前通告なく発射しました。 もしミサイルが、日本の国土の上に着弾したらどうなるでしょうか。北朝鮮は同時に数十発を日本に打ち込む能力があるともいわれ、着弾した数によっても、ミサイルの種類によっても、被害状況はかわってくると思われますが、核シェルターの普及が十分でない日本では、甚大な被害を被ることが予想され、国土全体がパニックに陥ることは容易に予想されるところです。身体にミサイルによるダメージを受けたとき、どこの病院に行けばいいのか、医療体制はどんなふうになっているのか、気になる方も多いかと思います。
あなたの地域の「災害拠点病院」を把握しておこう。
全国には、厚生労働省より災害拠点病院に指定された600を超える病院があり、ミサイル攻撃なども含めた災害時には、大規模災害発生時に傷病人を受け入れ、地域の災害医療を担います。災害拠点病院は、災害時の情報伝達や傷病者の受け入れノウハウが整っており、挫滅などの外傷に対する専門的対応能力が高く、災害医療チームも備えられています。「災害拠点病院」ときくと、何か特別な病院かと思ってしまうかもしれませんが、市民病院や国立病院、大学病院といった地域の基幹病院が指定されていることが多いです。
例えば、東京都港区の災害拠点病院は、東京都済生会中央病

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