公益社団法人日本通信販売協会(JADMA)は8月28日、2016年度(2016年4月~2017年3月)の通販市場規模は前年度比6.6%増の6兆9400億円だったと発表した。会員への聞き取り調査などにもとづき市場規模を算出。「2016年度通販市場売上高調査」としてまとめた。
JADMAの調査では、通販市場規模はマイナス成長を記録した1998年度以降、18年連続で増加している。直近10年の平均成長率は6.6%。
通販市場の傾向として、アパレル通販やBtoB 通販が堅調であるほか、プラットフ ォーム系を含む通販支援サービスの充実が見られるという。
同調査は、協会の会員460社(調査時点)を対象に実施した「第35回通信販売企業実態調査」の売上高を集計。さらに、各種調査から推計した大手非会員285社の売上高を加えて算出している。
2016年度の通販市場規模
経産省や専門紙などの市場調査によると……
経済産業省が4月に発表した「平成28年度我が国経済社会の情報化・サービス化に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」によると、2016年の日本国内の消費者向けEC市場は、前年比9.9%増の15兆1358億円だった。
分野別では最もプレーヤーの多い物販系ECは、同10.4%増の8兆43億円。EC化率(物販系分野が対象)は5.43%(同0.68ポイント増)に上昇している。
通販新聞社が2017年
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